グアテマラでも最も標高が高いHuehuetenango(ウエウエテナンゴ)地区のコーヒー豆、単一農園Finca Joya Grandeの素晴らしいロットです。
強い甘みとコーヒー感、軽く明るい酸味、いい意味でとっつきやすく、多くの方においしいと思っていただけるコーヒーだと思います。
僕はこの豆には強い甘みを出したかったので、中煎り寄りの中浅煎に焙煎しています。焦げっぽさやスモーキーさはありませんが、甘さと香ばしい余韻が残る良いバランスのところで焙煎を止めています。
温度が高いときは、コーヒー感の強さ、甘さとわずかなナッティーさを感じますが、温度が下がってくると、優しい酸味が出てきて、元々の甘みと合わさり、ものすごくバランスが取れたコーヒーになります。余韻は香ばしく、長く続きます。後味や酸の綺麗さは、さすがスペシャルティグレードと言わんばかりです。
ゴクゴク飲めてしまうコーヒー、ぜひマグカップにたっぷりと入れて飲んでいただきたいです!
グアテマラ Huehuetenango, Finca Joya Grande, Bourbon他, washed, フィルターロースト 105g~
インフォメーション
甘み ★★★★★ 酸味 ★★☆☆☆ ボディ ★★★★☆ フルーティ ★★☆☆☆ フローラル ★☆☆☆☆ 生産国 グアテマラ
地 域 Huehuetenango(ウエウエテナンゴ)
農 園 複数の小規模農家
品 種 ティピカ、カツーラ、バーボン、カツアイ、パチェ
標 高 1,600–1,800m
生産処理 ウォッシュ
テイスティングノート ブラウンシュガー、ミルクチョコレート、オレンジ、皮付きカシューナッツ、優しくまろやかな酸味、長く続く香ばしい余韻
焙煎度 中炒り寄りの中浅炒りコヤナギからの一言
コーヒーっぽいコーヒーを欲したら、まずこの豆をお試しください。スペシャルティコーヒーを飲んでみたいけどどんなものかわからない、という方にもお勧めできる豆です。
グアテマラの豆は日本でも多く流通していますが、このコーヒーと「一般的な」と形容されるコーヒーらしいコーヒーとは一線を画します。
エイジングは焙煎日から1週間以上がおすすめです。強い甘みが出て、酸とのばらんすが良く取れた、おいしいコーヒーになることでしょう。流行りのコーヒーのような派手さはありませんが、たまに立ち返りたくなる、ほっとするコーヒーらしいコーヒーだと思います。万人に愛されるコーヒーだと思います!