2025年収穫のニュークロップ!
肥沃な大地Nyeri地区に位置するMaganjo(マガンジョ)ウォッシングステーションで精製された、AAスクリーンサイズのスペシャルティコーヒー。
Maganjo Coopに属する農家さんたちが持ち寄った豆を精製しています。標高 1,800m の高地で育てられたこのコーヒーは、風味の複雑さと長く続く余韻のあるアフターテイストが特徴的です。
フレッシュクロップというだけあって、香りや味の成分が「豊か」である印象を強く受けます。
僕は、ケニアの焙煎は「いつもどおり」の中浅煎りの「中」あたりを狙って、酸を残しながら、甘さを最大限に引き出すポイントに落とし込んでいます。
黒みつや黒糖のような、強い甘さと濃度感が出るように、注意深く焼いています!
一歩間違えると焼きすぎになったり、酸が鈍く焼けて味がフラットになり塩味のような成分も出てきてしまうので、温度と焙煎時間のバランスが最重要な、なかなかに気を遣う焙煎です。
今回のMaganjo AAは、いつものあまいケニアというベース部分はそのままに、マーマレードやアメリカンチェリーのようなジューシーな酸も魅力的です。わずかにシナモンのような香りも感じられる、アロマティックで心地よいコーヒーだと思います。スイーツやサンドイッチとの相性も抜群で、ぜひいろいろな食べ物とのペアリングも楽しんでいただきたいコーヒーです!
浅煎りコーヒーの酸味が苦手という方は多いと思いますが、僕が焙煎するケニアのコーヒーを飲んで印象が変わったとおっしゃる方は多いです。ぜひ試してほしいです!
ケニア Nyeri Maganjo AA, SL28他, washed, フィルターロースト 105g~
インフォメーション
甘み ★★★★★ 酸味 ★★☆☆☆ ボディ ★★★★☆ フルーティ ★★☆☆☆ フローラル ★☆☆☆☆ - 国名: ケニア
- 生産地域: ニエリ (Nyeri)
- 標高: 1,800m
- 品種: SL28, SL34, Batian, Ruiru11
- 精製方法: ウォッシュ
- 焙煎度合い: 中浅煎りの中盤
- 推奨ブリューレシオ: 1:15(10gのコーヒー粉を使う場合、150mlのお湯で抽出)
→濃度感を出して、強い甘さを引き出すため
コヤナギからの一言
スペシャルティコーヒーのケニアといえば、酸が立ってキリっとして、ちょっとトマトっぽい感じともいえる浅煎り、またはダーク目に仕上げて重厚なボディを出すもの、の2タイプに分かれる気がしています。
実は、僕の焙煎は、どちらでもありません!
僕のケニアの焙煎度合いは、すごく独自で、あまりやっている人がいないと思います。というのも、通常の焙煎セオリーには当てはまらないからです。
僕は甘さが引き出されていて、酸と調和しているコーヒーが好きなので、この焙煎にたどり着いたときは、すごく嬉しかったです。
それ以来、ケニアの焙煎と言えば、「この」焙煎です。
僕が焼くケニアを買えば、いつでもこんな感じの、あまーーーい!優しい酸!食べ物と合うーー!という雰囲気だと思います。ケニアの浅煎りで酸が苦手になった方にはぜひ試してほしいケニアです!
































