FAEMA E61 Legendを240V→200V仕様に変更する(1)

こんにちは!コヤナギです。今日は海外で買ったエスプレッソマシンを日本で使うお話です。ちょっとマニアックです。長くなるので前編と後編に分けようと思います。

前編は概要と事前準備、後半はエスプレッソマシンの改造作業を書きたいと思います。


FAEMAというブランドのエスプレッソマシン

僕はニュージーランドでコーヒーマシンを持っていました。FAEMA社のE61 Legend 1 group Replica、世界初の電動ポンプを搭載した伝説のエスプレッソマシンの復刻モデルです。FAEMA E61は2種類あり、マニュアルレバー式のLegend、ボタン式のJubileがあります。E61 Legendは非常にマニアックな機械で、1グループ(抽出口がひとつ)のこのマシンを持っている方は日本に何人いるんだろう?というくらいレアな機種です。バリスタの人にしかわからないかもしれませんが、ラインプレッシャーによるプリインフュージョン(蒸らし)ができるのもレバー式のLegendの特長です。クラシックな見た目がかっこよくて、背面も丸くてかわいらしいです。業務用なので6リットルのボイラーを搭載していて、安定してコーヒーを作り続けられます。電力も1グループなのに3900ワットのモンスターです。ヒートエクスチェンジという熱交換システムによってグループヘッドからお湯を給水します。水道直結および排水が必須です。

ニュージーランドから日本へ帰るのを決めたとき、真っ先に考えたのは、このマシンを持って帰りたい、でした。帰国を決めてから帰国までの時間が短かったので、とりあえずマシンを発送する手続きをして日本に帰ってきました。なんやかんやあり輸入手続きは大変でしたが、輸入代行の業者さんにお願いしてなんとか日本に持ってくることができました。


日本では電気工事で200Vの電圧を使うことができますが、このマシンはニュージーランド(ヨーロッパ)仕様で220~240V下でしか動きません。ニュージーランドでこのマシンを仕入れてくれたChrisにFAEMA社の技術の方のメールアドレスを教えてもらい、メールをしてみました。そうしたら、ヨーロッパ仕様も日本仕様も中身はほとんど同じで、中のソレノイド(給水電磁弁)を交換すれば200V仕様になるとのこと! 早速日本のFAEMA代理店のFMIさんに聞いてみたところ在庫ありとのことで購入しました。


届いたソレノイド(給水電磁弁)はこんな形です。電気が通ると弁が開いて水が通り、電気が止まると弁が閉まって水も止まるという仕組みだそうですが詳しくはわかりません。

エスプレッソマシンを使っていてボタンを押して止めたのにお湯が出続けている、なかなか止まらない、などの症状が出る場合はこのソレノイドを交換する必要があるかもしれません。このパーツだけで2万円を超えてくるので、コーヒーマシンは大切に使うことをおすすめします。








240Vのエスプレッソマシンを日本で動かすためには

ニュージーランドから持ってきた240V仕様のエスプレッソマシンを日本で動かすには、下記3つの条件をそろえれば大丈夫だとわかりました。本記事では(1)と(2)について書いています。

(1)家屋に200Vの電源を準備(電気工事必要)

(2)差し込みプラグの変更またはコンセント形式の変更(電気工事必要)

(3)200V仕様のソレノイドに交換(自分で)


(1)と(2)は電気屋さんにお願いすることで解決できました。初めは変圧器を買って動かそうとも考えましたが、使用電力が3900Wと大きすぎること、変圧器だけで十分な電力が得られるかわからないこと、使用する時間が長いことなどから、極力リスクを減らしたいと思いました。そのため家屋に200Vを引き込み、プラグの変更/コンセント形式の変更をしようと思い電気屋さんに相談しました。

100Vから200Vの工事は、配電盤のところに3本の線(赤黒白)が来ていれば比較的簡単なようです。

電気屋さんにお願いしたところ、ちょうど2つブレーカーを追加するスペースが空いていて簡単に付けてもらえました。最近の家ではエアコン用に200Vがすでに引かれている場合もあるようですね。建物に200Vが来ていないと引き込み工事でかなりのお金がかかるようです。コンセントの形状も懐かしのニュージーランドのOタイプのものを電気屋さんが探してきて付けてくれました!プラグ形式の変更となると面倒なので、電気屋さんが素晴らしい仕事をしてくださいました。

差込口が2つあるのはEK43Sというグラインダーも持って帰ってきていたからです。EK43Sは200~240V下、50Hzで動くとのことで、埼玉県にあるコヤナギコーヒーニッポンでは、200Vを通せばそのまま使えます。関西地方では電源周波数の関係で使えません。日本で購入する場合は大丈夫だと思いますが、海外から持ち込む際は気を付ける必要があるポイントです。


ということで受け側の準備は完了し、あとはエスプレッソマシンを改造(パーツ交換)するだけです!

次回の記事ではエスプレッソマシン側の作業をご紹介します。


コヤナギ






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